導入事例
P-WORK総研お客様に聞く - 武蔵野サービス
「町の集会所」を経営する「感動創造企業」、武蔵野サービス様に、一見手間がかかるようで実はコスト抑制と企業力強化への近道という 『理念共感型採用』 の裏側について語っていただきました。

武蔵野サービスは、埼玉県東部を中心にパチンコホール「エメラルドプレイランド」「福太郎」計8店舗を構える、年商140億の中堅企業。現在、人材紹介サービス P-WORK Pro を活用している。武蔵野サービスの採用基準、P-WORKへの評価、パチンコホール企業の人事部長という立場から見える業界の課題などにつき、小田原史郎 情報システム部 人事部 取締役本部長に詳しく聞いた。
武蔵野サービスは、どのような面接をするのか
− 武蔵野サービスの採用基準は、『武蔵野の理念に共感するかどうか』。つまり『共感第一、能力は二の次』であり、営業や企画がいくら優れていても、理念への共感がなければ採用しないのだという。このような理念採用の場合、面接の現場はどうなるのだろうか。
「面接には、一回あたり最低二時間はかけます。まず相手がこれまで何をしてきたか、これからどうしたいのかをじっくりと聞く。これで約1時間。その次は、 相手のことを根掘り葉掘り聞いたの同じくらいに、この小田原という人間を洗いざらい自己開示する。そして、そんな私が共感して勤めているのが、この武蔵野 なんですよという形で、武蔵野の理念を伝えます。そして、そんな武蔵野という会社に共感してもらえるかどうかを問う。そういう面接です」
「こういう、一種の“暑苦しい面接”をしているので、内定率は当然、低くなります。いくら営業力、企画力、実績があっても、理念に共感しない人材は採用しません。面接とは、採用とは、一種のお見合いのようなもの。互いの共感を確信できない限り、関係は成就しません」
「しかし、理念採用は、その表面の印象とは異なり、実は効率的な採用でもあります。要するに、“ウマが合う人”しか採用しないので、離職率も低くなり、結局、全体の採用コストが抑えられるのです。」
かつてはパンチに金ラメのバリバリ業界人だった小田原氏は、なぜ変われたのか
- − 小田原氏は、こうした面接を、月に10〜15人はこなしている。この1年で、すでに150人以上との「暑苦しい面接」を行ったという。疲れないのだろうか。
- 「まったく疲れません。たぶん人が好きだからでしょうね。だから、半ば趣味のようなものです。また面接を通じて学べることは本当に多い。求職者の中には、弊社の理念を正面から否定してくる人もいます。そういう人との対話は、すごく勉強になるのですね。聞き得です」
- − 小田原部長は、人と人との出会いを重視している。人は人で変わるし、また人でしか変わらないと考えている。なぜそう考えるかというと、自分自身が、やんちゃな高校時代、どっちかずの20代を経て、30代になって人との出会いを通じて変わったからだという。
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「パチンコは、中学の頃からバリバリにやっていました。高校時代もほとんど学校行かずにアルバイトしながらパチンコ。アルバイトっていっても、パチンコ店のバイト。パチンコ店にいりびたっているうちに、店の人に、『お前ヒマなんだろう、ちょっと手伝え』と言われて、それで、クーラー洗ったり、玉磨いたり ね」
「私はだいぶませてて、高校在学中に子供つくっちゃった。責任取って結婚するのは当然として、ついでに責任取って、学校もやめた。とにかく生活、仕事しなきゃと思って、卒業間近にやめました。先生にも親にも馬鹿だと言われましたが」
「運良く、ある釘師に拾ってもらえ、若いのに大変だなということで、勤め先や寮などいろいろ面倒見ていただけました。その方が釘師として渡り歩くのに、弟子としてくっついていった格好です。完全に昔ながらのパチンコ渡世でした」
「それから6社ぐらいを転々とし、ここ武蔵野に入社したのが8年ぐらい前です。そして、今は相談役になっている創業社長の福万に出会ったこと。これが 私を大きく変えました」

「入社当時の私は、パンチパーマでラメのスーツでキンキンといういでたちでした。精神的にも、パチンコ業界の慣習に悪い意味で染まっており、理念も信念も ありませんでした。しかし、福万と出会い、その生き様とかオーラとかに触れていくうちに、ごく自然に気づきを得て、徐々に、更正していけました。福万からは、ここを変えろとかそれじゃダメだという類の説教は一度もされていないのですが、しかし、気がついたら、自分が変われていました」
「人は人で変わるのだなと、この体験を通じ、実感できました。もしこの会社に入っていなかったら、福万と出会っていなかったら、私は業界の慣習に染まった 古いアタマを切り換えられずに、今でも接客精神ゼロのパンチパーマ業界人のままだったかもしれない。それを思うと、少々ゾッとします」
暑苦しくも羨ましい、あるエピソード
- − 現在の小田原氏は、取締役本部長という要職につき、人事や情報システムなどのバックヤードを統括している。小田原氏によればP-WORK総研は「眩しい会社、うらやましい会社」なのだという。
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「結局、人ですね。現在、数社の採用会社と関わっていますが、いちばん暑苦しい付き合いができているのがP-WORK総研です。P-WORK総研のスタッフは全員が、仕事が好きで、会社が好きで、仲間が好きだということが、ひしひしと伝わります」
- − 中でもP-WORK総研のキャリアアドバイザー、高橋一星は、小田原氏に忘れがたい印象を残したという。
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「ある時、ある求職者と、高橋さんも同席の上で面接をしました。ところがその求職者が、やる気がなく、投げやりで、およそ面接という場にふさわしくない態度でした。高橋さんは、それを傍観していました」
「その求職者は、パチンコ店を渡り歩いてきた、見るからに荒くれの、人の言うことをきかなさそうな人。しかも年齢も30代半ばで高橋さんよりはるかに年上。それで気後れして、口がはさめなかったのだろうなと、その時は思いました」
「面接が終わり、求職者が帰ってから、高橋さんが『5分時間を取って欲しい』というので応ずると、いきなりぽろぽろ涙をこぼしながら、『自分はキャリアカウンセラーとしての仕事を全うできていなかった。小田原さんに申し訳ない。また求職者の方にも申し訳ない』と謝ってきました。よほど悔しかったようです。その日は、『次は、頼んだよ!』とガッシリ握手して、互いに決意を新たにしました」
- − 小田原氏が、高橋の変化を実感したのは、しばらく後の役員面接の時である。
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「ある人材への最終の役員面接があって、高橋さんも同席していました。最終面接なので、我々もつっこんだ質問をした。少し、説教も入りました。全部の面接が終了した後、高橋さんがやおら立ち上がって、その人に、「このままでいいんですかっ。今ので納得したんですか? 悔しくないんですかっ」と一喝。おお、高橋さんが燃えている。熱い。役員一同びっくりしました。うらやましいほどの真剣さでした」
30代の求職者に望むこと
- 小田原氏は、「今、パチンコ業界では30代の人材が中途半端な位置にいる。彼らをどう活用するかは業界全体の課題だ」という問題意識を持っている。
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「私は今35才ですが、最近、面接をしていて実感するのは、私の世代、30代の求職者が多いということです。どうも20代店長の台頭に押されて、会社に居づらくなって、それで労働市場に出てくるパターンらしい」
「30代の人材の場合、10年〜15年ぐらいの業界キャリアがあります。かつての私もそうでしたが、その経験の長さが逆にまずい。古いパチンコ業界のやり方に染まってしまい、急激な時代の変化についていけなくなりがちです。」
「本来なら、30代半ばから40代にかけての中堅層は、働き盛りとして、業界を引っ張り、変革する世代であるはず。その彼らが十分に活躍できない状況は、パチンコ産業全体として大きな損失です。この問題は業界全体で真剣に考えねばならない」
「一方で、30代の人材も、自ら頭を切り換える努力をしてほしいと思います。パチンコ業界は、今、激変の最中です。遊技人口はここ10年でほぼ半減。業界は明らかに縮小傾向であり、中小店の淘汰も既に始まっている。もはや釘一本、ハンマー一本でずっとやっていくという方法は通用しない。30代の人材には、ぜひ もう一つ上のビジョンを持ち、もうひとつ上のレベルの仕事を目指してほしい。考えようによっては、今の激変期ほど面白い時代もないのですから」
「幸い、今はキャリアアップを支援する環境が揃っています。そのひとつがP-WORK総研のような、自分に合った企業を探してくれる転職コンサルタントです。 別にP-WORK総研の肩を持つわけではありませんが、30代の皆さんはこういう会社を利用しない手はない。かつては、自分に合った企業を見つけるのは難しかった。ハッキリ言って運に頼るしかなかった。しかし、今は、自分とベストマッチの就職先を探してくれるコンサルティング企業が利用できます。これを使わ ない手はありません」
「今、業界各社は『パチンコ屋』から『ホール企業』へ脱皮しようとしています。それに伴い、パチンコ業界全体で、頭が柔軟な人材へのニーズが高まっていま す。30代の人材には、これまでの『成功体験』をいったん捨てて、新たな気持ちでチャレンジして欲しいと思います。そして30代〜40代の中堅層で、この業界に新しいうねりを作っていくような、そんな動きを実現したいものです」
今回、P-WORK総研が提供した採用支援サービスの内容
- 【 業界特化型人材斡旋 P-WORK PRO 】
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P-WORK PROは、ピー・ワーク総研の業界特化型の人材斡旋です。
採用を妥協すれば入社後の育成に苦労します。採用時に全力投球し、優秀な人材が自然に育ってゆくのを支援するのが、人材の採用・育成のセオリーです。
では、「優秀な人材」はどうすれば発見でき、ひきつけられるのでしょうか?管理者・経営者にとって最も重要な資質は、「実務スキル」よりもむしろ内的な人間性である「価値観」です。しかし、人材斡旋を行う多くの企業は、往々にして「実務スキル」ベースでしか紹介を行いません。
P-WORK PROは企業と転職者の双方に深いカウンセリングを行います。これにより、「実務スキル」と「価値観」両面でのベストマッチングを実現しています。
武蔵野サービス様に弊社を通じて入社された方には、担当カウンセラーの津田がこれまでお会いしてきた中でもとりわけ優れた店長であるAさん、千葉出身ながら東海地方に転勤し今回の入社により再び関東に戻られたMさんなどがいらっしゃいます。Aさんは現在の武蔵野サービス様役員の元上司である方で、人の縁というものを感じさせる転職でした。またMさんは、全国エリアで紹介を行うメリットを活かすことができました。お二人とも、それぞれの経験を存分に発揮できるポストを得て、新たな組織体制の下で活躍されています。
P-WORK総研 担当営業の視点
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キャリアカウンセラーとして、小田原取締役の面談に何度か同席させて頂きました。会社のビジョンを余すことなく、毎回お話しされ、熱くなりすぎて、3時間に及ぶこともしばしばですが、何回聞いても飽きません。私自身もついついこの会社に入りたくなってしまうほどです。もちろん、転職希望の方も皆、小田原取締役の熱に圧倒され、この会社に惚れてしまいます。
株式会社ピー・ワーク総合研究所 担当カウンセラー
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私は武蔵野サービス様を転職希望者にご紹介する時はいつも、まっさきに小田原取締役について説明してしまいます。熱い想いを持った人事担当の取締役がいる企業だからこそ、今まで味わった事の無い達成感を味わう事が出来ると思うからです。小田原取締役のメールの末尾にいつも名言がついています。
「人間が人間として生きていくのに一番大切なのは、頭の良し悪しではなく、心の良し悪しだ。」 (中村天風)
「自分こそ正しい、という考えが、あらゆる進歩の過程で最も頑強な障害となる。これほどばかげていて根拠のない考えはない。」 (J.G.ホーランド)
おかげで、ごく普通のメールのやりとりでも、心も持ち方、素直さなど大切なことに気付かされ、重厚なものに変わります。小田原取締役は、こんなちょっとした工夫を何事にも大切にする方です。楽しむ時は大いに楽しむ、仕事は手を抜かない。強く感じるのは、「生きる」と言う事にまじめに向き合っている方だと言う事です。 もちろん、最終的に転職者の方にお伝えするのは、武蔵野サービス様の企業としての魅力です。「組織を人の力によって今以上に活かす」という方針のもとで組織体制の見直しを進め、入社者受け入れ体制の強化などを進めています。なかなか決断できずに時間だけが過ぎているホールが多い中にあって、この経営陣の判断力・実行力は、他社には真似できない強みになっていると思います。
株式会社ピー・ワーク総合研究所 担当カウンセラー
※ 取材 (有)カスタマワイズ 村中明彦 2006年5月
※ 武蔵野サービスのWebサイト


